投資信託は、パッシブ運用・アクティブ運用どちらが良いのか。
中村の見解は、マーケットで素人投資家が多ければアクティブ運用、プロ投資家が多ければパッシブ運用が良いという考えでした。
では、そもそもアクティブ運用・パッシブ運用とは何か?
パッシブ運用は、投資信託などの運用手法による分類の一つで、運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動した運用成果を目指す運用手法のことを言います。一方、アクティブ運用はベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法のことを言います。
なので、経験が浅い投資家が多い市場だとプロ投資家の知恵が役に立ち、新興市場でリターンが取りやすいアクティブ運用がよく、一方、プロ投資家が多いような投資信託であれば、既に奪い合いが行われているのでパッシブ運用の方が良いでしょう。
世界最初の投資信託は、The Foreign and Colonial Government Trustであり、その投資信託の目的とは、多くの種類の証券に分散投資を行う事で投資リスクの減少を図り、中流階級の投資家にも大資本家と同等の利益を享受できるようにする為に出来上がりました。要するに、多くの国、多くの企業へ投資をして、リスク分散をするということです。
その始まりは、イギリスの医師であったフィリップ・ローズが貧困層の結核患者を支援する為に、その資金をやりくりしたいという思いから出来上がりました。